ヤマガラとシジュウカラ

投稿者 :榎本千絵 on

野鳥のことを書きます。

特に、ヤマガラとシジュウカラのことです。

ヤマガラは、リーダーなので、私が留鳥の下っ端の餌係なのに、家を留守にすると、
次の日は、お仕置きにお話をしてくれません。

けれども、私が呼んで集まってきたシジュウカラたちと楽しそうにお話ししていると
我慢が出来なくなって、やって来ます。

でも、まだ、甘えるところまではいきません。

長男は「【つん】だね」と言います。

3時頃、お休みの時間の少し前になってから、ようやく窓辺に来て、
「ジージー」「ジージージー」
「寂しかったよ。留鳥は、お出かけしちゃダメだよ」と優しく話してくれます。
きっとそう言っているに違いないのです。

ヤマガラは、お仕置きの出来る野鳥です。のはずです。

シジュウカラは、遊びの天才です。

巨人(人間のこと)にどれだけ近づけるか、
競争するのです。

私が手を差し出すと、皆ギリギリまで近づいてきて
でもやはり止まれないのです。

何度も何度もやって怖がる振りをします。

きっと本当は怖くないのです。

ただ面白くてバタバタやっているだけなのです。

本当になぜそうなのかは説明出来ないのですが、実際楽しいのが大好きなのが
シジュウカラです。

まず、かくれんぼが出来ます。

隠れたシジュウカラを探して、見つけると、見つかった!と言うように、飛んで姿を見せて、
今度は、違うシジュウカラを探します。その繰り返しです。
やりたければ、いつまでも付き合ってくれます。

それから、歌を歌うと集まって来て聞きに来ます。「わたしゃ音楽家、森のシジュウ♪」「上手に太鼓を叩いてみましょ♪」
「トトトントントン、トトトントントン、トトトントントン、トトトントントン、いかがです♪」
の、「トトトントントン」とのことで、近くに来て、餌を大げさに音を立てて、「トントン」するのです。

楽器も好きです。子供たちがギターを弾いていると聞きに来ます。

私がビーズを水で洗ってタオルで乾かそうとトントンしていると、近づいてきて、トントンします。

シジュウカラの数を数えようとすると、集まってきて、じっとしていてくれます。

私が数えるのを見るのが楽しいのでしょう。

きっとシジュウカラも数が数えられて、私たちを数えているのかもしれません。

以前唐津の虹ノ松原で、散歩の途中、シジュウカラを見つけて、「ピチュピチュピチュ」というと、
何処までも何処までも追いかけて来てくれました。

きっと面白かったのでしょう。

小鳥と遊ぶのは、とても楽しいです。

小鳥は、人間によく話しかけてくれますが、気づく人は少ないようですので、
良かったら、是非話しかけてみてください。

カワセミは、狩りの名手なので、静寂が大切なので、話しかけは禁物です。

私はしつこく話しかけて、顔を覚えられて、私を見たら、逃げてしまうようになりました。

反省です。

野鳥の話でした。

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