出雲石 原石&磨き
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宍道湖の南岸の松江市玉湯町付近は古くは旧石器時代より開けていた地域で、現在でもさまざまな遺跡が残っています。玉湯町の近くには、「碧玉(へきぎょく)」と呼ばれる青メノウや赤・白のメノウが豊富に採掘された花仙山(かせんざん)があり、その麓には玉作りを営む集落が数十か所も存在したと言われています。
花仙山の青メノウは、天皇が持つ三種の神器の1つである八坂瓊勾玉(やさかにのまがたま)の原料となったと伝えられています。
その為、日本人であれば花仙山の青メノウ(出雲石)は特別な意味を持つことになります。日本書紀にも「岩戸隠れの際に後に 玉造連の祖神となる玉祖命が作り、八咫鏡とともに太玉命が捧げ持つ榊の木に掛けられた」とあり、とくに大国主命と密接な関わりをもち、国譲りの際に大国主自ら身代わりの品として天孫に献上したと伝えられています。
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