宙吊リス
投稿者 :榎本千絵 on
「シャカシャカシャカ・・・タカタカタカタカ・・・ビョ~ン」
毎朝、頭の上からする音で目が覚めます。
そこで、気力で起き上がって、外の餌場にひまわりの種を足します。
そこには、沢山の野鳥たちと日本リスが待っています。
この、「シャカシャカシャカ」は、リスが、ログのノッチを登る音で、
「タカタカタカ・・・(一旦溜めが入り)・・・ビョ~ン」は、
リスが、窓の上の屋根を走り抜けてからジャンプする音です。
リスは頭が良いので、この「ビョ~ン」で、家主がひとたまりもなく起きてくる
ことを良く知っているのです。
この「ビョ~ン」が、「ドスン」とパワーアップしたり、ズッコケて、落ちるこ
ともあります。
リスは、楽しいのが大好きです。
散歩の途中、賑やかに鳴いている珍しい鳥たちだと思ってふと見ると、
リスでした。
6匹のものリスが、元気よく鳴きながら、
枝から枝を一列になって追いかけっこしをしていました。
また、時には、ベランダで、布製の植木鉢の中から出たり入ったり、ひっくり返って何度でもでんぐり返ししていたことがありました。
そのまま植木鉢の中で、
仰向けでグルーミングをしていました。
今日は、金属製の網の筒で出来た給餌器から頭を下にして逆さに取って、
枝に捕まって、わざわざ「逆さづり」になって食べていました。
シジュウカラやヤマガラたちが、ひっくり返って
同じように逆さになって捕まってぶらんぶらん揺らして種を取るのを見て、
真似ているのでしょうか。
もっと簡単に種を取れる皿があるので、
これは暇つぶしにしているとしか思えません。
私が可笑しくてゲラゲラ笑っていると、珍しそうに、「そんなに面白いか?」と
いうような顔でこちらを見ていました。
シジュウカラとヤマガラが、リスが早く去らないかと
今か今かと待ち構えたり、周りを飛んでちょっかいをかけたりしていました。
まだまだ雪が溶けなくて、散歩も長靴が必要な、寒い山中湖の庭の様子でした。