花火
投稿者 :榎本千絵 on
忙しい毎日、ここ3日ほど、家の外に出ることなく仕事ばかりの日々、
それはそれで有難いのですが、
そろそろ外出したくなった今日、地元の花火大会がありました。
演出でうちの子供たちが好きな、RADWIMPSのNandemonaiyaという
映画「君の名は」のロマンチックな音楽を背景に
心臓から飛び出した愛の火花のようなカラフルな花火が
昔のシンプルな花火とは違って、きれい過ぎて、
ふと、「ああ、子どもの頃の私に教えてあげたい。」と思いました。
「頑張って生きたら、とてもきれいな花火が見られるよ。」
その瞬間、星のない夜空のような過去に吸い込まれて、
何もないのに、
「どうしてこんなにわくわくするんだろう」とふと動きを止めて宙を見た、
こどもの頃の自分と、一つになったような感覚を覚えました。
時間という概念を飛び越えて
感動や愛のポイントを通して
まるで瞬時に開いて消える花火のように
つながったように思いました。
あの時のわくわくは、今の私がそう伝えたからだと直感して、
「生きるって、素敵だな」と胸がいっぱいになり、
隣の主人に、「小さいあきちゃんに、花火がきれいだよ、って教えてあげて。」
と言いました。
誰が私を見守り、応援してくれていたのだろうと、
見えない存在を思い返して、
子供の頃の感覚を不思議に思ってきました。
わけのわからない「わくわく」がいっぱいあった子供の私が、
未来の私に励まされていたとは。
もちろん、神様やご先祖様や地球にも見守って頂いてきたに
違いありません。
花火から、不思議な力をもらいました。