モアサナイト

ルース アクセサリー


モアッサナイトとは1800年代にアリゾナ州の隕石の中から発見されました。炭化ケイ素(SiC)という化学名でも知られ、非常に限られた量で、天然に存在する鉱石のことです。宝石として十分な大きさがある天然モアッサナイトの結晶は、その希少性ゆえに使用が禁じられています。長年にわたり、科学者たちがこの類いまれな光り輝く素材を再現しようと試みてきました。そして、つい最近、先端技術の力によって、米国のCharles & Colvard(チャールズ&コルバード)社がラボで製造する方法を開発しました。モアッサナイトは、芸術と科学が実にユニークに美しく融合した宝石なのです。

 

■■ モアッサナイトご紹介ビデオ(当社の取り扱いのCharles & Colvard社制作)


下記ご紹介ビデオにて、モアッサナイトの製造工程及び品質管理体制等をご確認頂けます。

 



◆ モアッサナイトとダイヤモンドとの違いについて

 無色透明、そして硬度がほぼ同じで耐久性があるという優れた特性ゆえに、ダイヤモンドとモアッサナイトは素人では見分けが困難です。しかし注意深く調べるとこの2つの優れた宝石には決定的な違いがいくつかあります。最も明らかな違いは、モアッサナイトとダイヤモンドが際立って異なる化学組成、物理的特性、光学特性を備えた、全く異なる2種類の宝石であるという点です。モアッサナイトの化学組成は炭化ケイ素(SiC)で、ダイヤモンドは炭素(C)でできています。(モアッサナイトが、ダイヤモンドの特性に近いのは同じ炭素(C)を含んでいるといえます。)輝くのはどちらも同じですが、モアッサナイトの輝きは、屈折率を比較してみると、実際のところダイヤモンドより大きいのです。
 モアッサナイトの輝く度合い、すなわち2.65~2.69という屈折率は、ダイヤモンドの屈折率2.42より約10%高いです。モアッサナイトにはダイヤモンドルースより高い屈折率があるだけではなく、測定値0.104という光の分散度(ファイア)は、測定値0.044というダイヤモンドのそれのほぼ2.5倍になります。  興味深いことに、ダイヤモンドにはもともと油脂に対する親和性があります。油脂がダイヤモンドの表面に蓄積すると、その光沢が徐々に失われていきます。モアッサナイトの場合、油脂を寄せ付けにくく、長い間洗わなくても輝きを失いません。 また、モアッサナイトはダイヤモンドルースより耐久性に優れ、力を入れても2つに割れにくいのです。

■■ モアッサナイトの動画
当店にて特注にて製作いたしましたモアッサナイト Forever ONE(直径9.0mm/ダイヤ2.7ct)相当を使用したプラチナ枠リングの動画です。屋外で薄曇りの状態で撮影しておりますが、分散度(ファイア)の高さがご確認頂けます。